事例タイトル
2022年7月より継続
VRによる保育室での危険予知教育訓練
兵庫教育大学 様

兵庫教育大学大学院にて、ソリッドレイ研究所の保育士を目指す学生を対象としたVRコンテンツをご活用いただいています。
導入いただいた「保育室での危険予知教育訓練」VRでは、保育現場における乳幼児の事故を3DCGで再現し、その場にいる保育者の視点からVRを通して体験学習を行うと共にその効果性が検証されています。

使用いただいている水落洋志先生(人間発達教育専攻 幼年教育・発達支援コース 講師)の研究を通して、VR環境下においても子どもの危険行為を保育者や保育学生が観察した際に緊張度が高まることや、現実場面と類似した感覚を得ることができることなどにより、危険予知トレーニングプログラムとしての妥当性と信頼性が証明されました。

VRで再現されたVR保育室のイメージ

VRで再現されたVR保育室のイメージ

今後はVR体験の前後でのリスク感性の向上度合の測定や、従来の危険予知トレーニングとの効果の比較検証を行っていくとのことです。

なお、水落先生が本研究で執筆された以下の論文が2024年10月に掲載される予定です。

【保育学生を対象としたVirtual Realityを活用した0-1歳児の危険行為場面体験プログラムの開発】↓

https://researchmap.jp/mizuochi-h/published_papers/45681032

ソリッドレイ研究所では、VR技術を駆使して様々な分野での研究支援を続けて参ります。


危険予知教育訓練体験の様子

体験の様子

危険イベント①

危険イベント①

危険イベント②

危険イベント②

セッティング画面

セッティング画面
モデルの配置やアニメーションを設定します

セッティング画面

注視点再生画面
体験者の視線の動きをリプレイします

水落洋志先生コメント

現実場面に近い環境下で実験条件を統制できる所がVRの良さだと思います。条件を統制することで、保育者や保育学生の危険予知の学習効果を可視化できるだけでなく、保育者の熟達プロセスなども検討できると考えています。


株式会社ソリッドレイ研究所 問合せ窓口:樋口
TEL:045-324-6841 E-mail:pro@solidray.co.jp

納入事例一覧へ