TEPCO地球館

2006年3月納入
 

TEPCO地球館はエネルギーや自然、環境などを通して地球の姿を 学ぶ展示施設です。
2006年3月18日のリニューアルオープンにあわせて、 弊社製VRソフトオメガスペースを活用した複合映像システム 「アースウォーク」を納入させていただきました。

 
TEPCO地球館

  「アースウォーク」は幅5m×高さ2mのシリンドリカルスクリーンとその直ぐ前に設置された直径5.4mの球形の床面スクリーンで構成された映像システムです。「アースウォークモード」「シアターモード」 「ワークショップモード」、3つのモードで構成されています。  
 
TEPCO地球館
TEPCO地球館



TEPCO地球館

「アースウォークモード」は床面マルチスクリーンを使用したモードです。
床面スクリーンには天井に設置された6台のプロジェクターから、
オメガスペースのマルチ画面機能
によりブレンディング、球面補正された映像を投影しています。

天井には37個の赤外線センサが配置され、スクリーン上の人の動
きを感知しオメガスペースに信号を送ります。
オメガスペースはその信号に応じて映像をインタラクティブに変化さ
せ投影しています。

ひび割れた地面の上を歩くと緑の大地に変化するコンテンツや(下)
水面を歩くと波紋が広がるなどのコンテンツを楽しむことが出来ます。
また右上の写真「地球」では1/50万スケールで表示された地球上
に乗ると自分がいる場所に向って自転を始めます。
同時に、現在位置の情報がシリンドリカルスクリーンに表示される
仕掛けがされています。




TEPCO地球館
「シアターモード」では、シリンドリカルスクリーンと床面スクリーンを
使い、環境やエネルギー問題について楽しく学べるコンテンツを上
映します。
4台のプロジェクターを使用し、二面のツインスタック(偏光方式)で
立体視を行っています。(床面は非立体)
TEPCO地球館
右眼用、左眼用のムービー素材を、オメガスペースのムービー再生
機能を利用して同期再生し、同時に床面スクリーンでも6台のプロジ
ェクター用のムービーを同期再生しています。



TEPCO地球館

「ワークショップモード」も2つのスクリーンを使った対話形式のプレゼ
ンテーションです。オペレータがタッチパネルを操作して各スクリーン
に画像を表示させ、環境・自然など地球に関する様々なテーマを学
ぶことが出来ます。
「アースウォーク」のすべてのシステムはオペレータがタッチパネルで簡単な操作を行うだけで、コンテンツの上映や切り替
えを行うことが可能です。タッチパネル用の特注プログラムからの信号を、オメガスペースのアプリケーション間通信機能
より受信し、制御を行っています。

TEPCO地球館は千葉駅近くの「ポートスクエア」内にあります。 入場無料でどなたでもお入りいただけますので、是非一
度お出かけに なってみてください。

詳しくはテプコ地球館ホームページをご覧下さい。
      https://www.tepco-chikyukan.com
 
納入概要
施主
東電ピーアール株式会社
企画・製作
株式会社乃村工藝社、株式会社ノムラテクノ
「アースウォーク」開発
株式会社惑星社(コンテンツ制作)
ソリッドレイ研究所(ソフトウェア開発)      
  (敬称略)